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元維新の党所属で現在無所属の上西小百合衆院議員(31)=比例近畿=が代表を務める政治団体
「上西小百合後援会」が平成25年以降、「自動車賃貸料」として上西氏の実父に計約80万円を
支出していたことが8日、産経新聞の取材で分かった。
団体の活動原資には公金である政党助成金も含まれており、専門家は「違法性はないが不適切」と批判している。
政治資金収支報告書の記載や上西氏の男性秘書への取材によると、同後援会は25年1月から毎月、
3万1500円を自動車の賃貸料名目で実父に支出。現在までの支払総額は約80万円に上るという。
上西氏の実父は24年12月の初当選直後から約2年間公設秘書を務め、以降は私設秘書として勤務している。
男性秘書は取材に対し事実関係を認めた上で、
「車をリース会社から借りるより、実父に賃貸料を払う方が安上がりだ」と回答。支出先を実父とした理由は
「フルタイムで働き、自らの軽自動車を業務で使用しているため、賃貸料を支出した」と説明した。
男性秘書によると、事務所では選挙カーなど計5台の車を使用。
ほかの4台は男性秘書名義で、毎月計約9万5千円を賃貸料として男性秘書が経営する会社に支払っている。
収支報告書によると、同後援会の活動原資は旧日本維新の会(現維新の党)と
上西氏が代表の政党支部からの寄付でまかなわれている。政治資金問題に詳しい神戸学院大法科大学院の
上脇博之教授(憲法学)は「政党には政党助成金が投入されている。
秘書であれ実父に賃貸料を支出することは、税金を身内に還流させる形になり不適切だ。
車に関する経費はガソリン代の支出などにとどめるのが一般的。
違法性はないが疑惑を招きかねず慎むべきだ」と指摘している。
上西氏は病気を理由に衆院本会議を欠席した前後の行動などに問題があったとして、4日に維新の党を除名された。
http://www.sankei.com/west/news/150408/wst1504080039-n1.html
「上西小百合後援会」が平成25年以降、「自動車賃貸料」として上西氏の実父に計約80万円を
支出していたことが8日、産経新聞の取材で分かった。
団体の活動原資には公金である政党助成金も含まれており、専門家は「違法性はないが不適切」と批判している。
政治資金収支報告書の記載や上西氏の男性秘書への取材によると、同後援会は25年1月から毎月、
3万1500円を自動車の賃貸料名目で実父に支出。現在までの支払総額は約80万円に上るという。
上西氏の実父は24年12月の初当選直後から約2年間公設秘書を務め、以降は私設秘書として勤務している。
男性秘書は取材に対し事実関係を認めた上で、
「車をリース会社から借りるより、実父に賃貸料を払う方が安上がりだ」と回答。支出先を実父とした理由は
「フルタイムで働き、自らの軽自動車を業務で使用しているため、賃貸料を支出した」と説明した。
男性秘書によると、事務所では選挙カーなど計5台の車を使用。
ほかの4台は男性秘書名義で、毎月計約9万5千円を賃貸料として男性秘書が経営する会社に支払っている。
収支報告書によると、同後援会の活動原資は旧日本維新の会(現維新の党)と
上西氏が代表の政党支部からの寄付でまかなわれている。政治資金問題に詳しい神戸学院大法科大学院の
上脇博之教授(憲法学)は「政党には政党助成金が投入されている。
秘書であれ実父に賃貸料を支出することは、税金を身内に還流させる形になり不適切だ。
車に関する経費はガソリン代の支出などにとどめるのが一般的。
違法性はないが疑惑を招きかねず慎むべきだ」と指摘している。
上西氏は病気を理由に衆院本会議を欠席した前後の行動などに問題があったとして、4日に維新の党を除名された。
http://www.sankei.com/west/news/150408/wst1504080039-n1.html